アクセシビリティへの挑戦②~残存機能評価とスイッチ選定~
当センターの患者さんの中には、麻痺・痙縮等の影響により、残存する上肢機能では、ipadの画面を直接触れてタッチ・スワイプといった繊細な操作が困難な方がいます。
リハビリテーション科では、そのような方に対して、ipadのアクセシビリティ機能を活用し、コミュニケーションの代替手段や日中の楽しみに繋げられるような工夫を、日々模索しながら行っています。
ここで重要となることは、その方の残存機能を適切に評価し、使用できそうなスイッチの選定・環境の設定等を常に心掛けて関わるということです。
当センターには既製品・自作品と、様々な種類のスイッチがございます。弱い力で押せる接点式スイッチ以外にも、視線・瞬き・空気圧・歪みを感知するセンサーまで多種多様です。
残存機能評価とスイッチ選定を組み合わせることが不可欠で、日々勉強しながら取り組んでいます。