合同リハ紹介1 スヌーズレン
千葉療護センターリハビリテーション科では毎週木曜日の午後に“合同リハ”というプログラムを治療の一環として実施しています。通常の個人訓練ではなく、数人で集まって集団で行っています。患者様の新たな能力や社会性・協調性を引き出せるように試みており、日々の訓練や日常生活場面に活かすことが出来る貴重な場となっています。リハ通信では合同リハでの様々な取り組みをご紹介したいと思います。
合同リハ1 スヌーズレン
スヌーズレンという用語は、オランダ語で「クンクン匂いを嗅ぐ」、「うとうとする」という用語を組み合わせた造語で、外界を探索することや心地よくまどろむ状態を示すものです。患者様にとって受け取りやすい感覚刺激に満たされた物理的環境、楽しみや安らぎを共有できる雰囲気の中で、自分にとって意味のある活動に携わることと定義されています。
当センターでは、合同リハのプログラムとしてスヌーズレンを取り入れています。特別な治療法ではありませんが、それぞれの感覚に対して様々な工夫を凝らしてアプローチしています。